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赤ちゃんの脳細胞には環境が大切

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1950年頃までは、人間の脳細胞は周りの環境に関係なく、内から自然に発達するものと考えられていました。

 

ところが、1950年代にはこの考えに疑問を持つ大脳生理学者達が多くの動物達を使って、脳細胞がどのように発達するかについて多くの実験を繰り返しました。

 

ねずみ、猫、犬といった動物達を、条件を等しくA、B両グループに分け、それから実験を開始します。
Aグループはなるべく自然のままに育て、Bグループを実験グループとし、こちらは環境をよくしたり、あるいは悪くして、Aグループと比較観察をするのです。

 

この時、実験グループにAグループよりも成長の善し悪しが見えれば、明らかに環境が才能や素質の形成に関与していることになります。
実験の結果はどうだったでしょう。

 

 

ドイツの生化学者フェスタ博士の実験を紹介します。
博士は生まれたばかりの赤ちゃんねずみを30匹ずつA、B両グループに分け、次の実験をしました。

 

生後2週間目まではAB両グループとも同じ条件で育てました。
14日目に両グループから10匹ずつのねずみの頭を解剖し、顕微鏡で見ると、どちらのねずみ達の脳細胞も、一つの細胞から14の芽が出ていました。

 

遊ぶ子供

 

この時点でBグループのねずみのまぶたを閉じ、視覚的刺激が取り入れられないようにしました。
そして、次の14日目。両グループから10匹ずつ、脳細胞の成長の様子を顕微鏡で調べました。

 

すると、Aグループは一つの脳細胞から8000の芽を生じており、Bグループは刺激が取り入れられないので、14の芽のままに滞っていました。

 

この時点でBグループのねずみのまぶたを開いてやり、条件をまた同じにしました。
それから30日たって、残りのねずみ達の脳細胞を顕微鏡で調べてみました。結果はどうだったでしょう。
Aグループの脳細胞の芽は8000、Bグループは14のままに滞っていました。

 

フェスタ博士は以上の実験から次のことを結論付けました。

 

1.脳細胞は刺激を受け取ることにって成長する。刺激がないと成長しない。
2.刺激が豊かである程脳細胞は豊かな成長をする。
3.誕生直後に目覚ましい成長発達期があって、その時期をはずすと後からでは目覚ましい成長発達は望めない。

 

多くの科学者たちがいろいろな動物たちで実験観察を繰り返した結果、みな同じ結論に達しています。
脳はそれまで考えられていたように、内から自然に発達するのではなく、環境次第なのです。

 

 

 

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