年末の大掃除 すす払い起源 大掃除のはじまり すす払いと大掃除は同じ意味? なぜ年末に大掃除をするの? それって必要?すす払い 

暮らしのエッセンス

すす払いは お清めの儀式!

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現代では、煤がたまることはありません。

 

「すす払い」=「大掃除」という感覚となっていますが、この忙しい年の瀬に、「出来れば最小限のことだけしたい」と考えている人は少なくないでしょう。

 

「すす払い」と「大掃除」。

この二つの謎を解き、年末は楽をしながら、来年の幸せはキッチリ呼び込みたい人必見!の情報を紹介しましょう。

 

 

すす払いとは

江戸時代以前より、火を使う生活をしていた日本家屋では例外なく煤がたまっていました。

 

毎日の炊事には薪や炭を使います。竈(かまど)もあれば、囲炉裏(いろり)もあります。照明用のロウソク、油からも煤が出ます。

 

暖房用の火鉢、夏の虫除けには蚊遣り(かやり)の中で青葉や木片を燃やしていたそうです。

 

電気やガスが普及する前までは、この時季どの家でも天井の煤払いをやっていたのです。

 

しかし「煤払い」は、単に生活上必要に迫られてするような行為ではなかったようです。

 

湊川神社 煤払いの様子

 

新年を迎えるに当たっての、お清めの儀式のようなものでした。

一般的な大掃除とは異なり神聖な行事の1つであり、他に「煤掃き」「煤取節句」「煤掃節句」などとも呼ばれます。

 

新しい年の年神様(歳徳神/としとくじん)に来年の幸せや五穀豊穣を約束していただくための準備です。

 

大掃除とは

 

「掃除という文化」は飛鳥時代(592~710年ごろ)に中国から伝わった仏教思想により、宮中の貴族たちの間に普及したと言われています。

 

庶民の間に広まったのは平安時代(794~1192年ごろ)で「大掃除」もこのころ生まれたといわれています。

 

御伽草子(おとぎぞうし)などの古典には年の瀬(立春前)に捨てられた道具類の様子が描かれています。

 

道具類は100年たつ(99年を越えて使うと)と付喪神(つくもがみ)という「あやかし(妖怪)」に変化して怪異をなすと言われ、そのために古い道具を年の瀬に捨てるといった風習が広がりました。

 

西本願寺 煤払いの様子

 

また、鎌倉期以降、「掃除」が禅宗の修行の一貫としてひろまったのも相まって寺社仏閣に「煤払い」の風習が広まりました。

 

お正月は「年神様」を家に招き入れる行事ですが、昔は「ご先祖様」も帰ってくるとされていました。

 

そこで、神棚や仏壇の掃除をして正月の準備をする習わしがありました。

 

現代の大掃除のもととなるのが、江戸時代(1603~1868年)、江戸城での12月13日の「正月事始め」で行われていた「煤払い」です。

 

江戸時代中期まで使われていた宣明暦という暦では12月13日は「鬼の日」という、婚礼以外は何でも吉という日に当たっていました。

 

そのため12月13日が正月を迎える準備を始める日として適当だと選ばれたのです。

 

また、江戸城の御煤納めがこの日であったため、ついでに大掃除をしちゃったわけです。

これが済むと、次の日からは正月用品を買い求める歳(年)の市が始まります。

 

江戸の庶民がそれにならって自分たちの家の煤払いを行いました。
やがて家中を掃除して年神様をお迎えするようになりました。

 

1年間の汚れを払い隅から隅まできれいにすると、年神様がたくさんのご利益を持って降りてくるといわれだしました。

(どうも、この辺から怪しくなり始めたようです。)

 

12月13日は『すす払い』神事にのっとり「神棚」や「仏壇」などをきれいにしましょう。

 

新年を迎える前に玄関など気になるところだけはお掃除しましょう。

 

来客の予定がないのなら、本格的な大掃除は年が明けてもう少し日にちが経ってから、天気の良い日を選んで行います。

 

一年間頑張り続けた自分の体に感謝しつつ、ゆっくり心も休めましょう。

大丈夫!幸せになれます (^^♪

普段から片付けられていれば。

 

今年も一年間お付き合い下さりありがとうございました。

「暮らしのエッセンス」も3年目に突入です。

みなさま、よいお年をお迎えください。来年もどうかご贔屓に!!

 

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